![]() 先日、私が小学生のころの視力検査について書きましたが、最近は、学校での視力検査は0.1刻みの細かさでは行わないようになってきました。 4段階法といって、「1.0の指標が見える」、「0.7の指標が見える」、「0.3の指標が見える」、「0.3の指標も見えない」の4段階で検査します。 これをそれぞれ「A」、「B」、「C」、「D」で表します。 このときに使われる指標は「C」の形のほうです。 病院や眼科医院での視力検査もこの「C」の形で行うのが一般的です。 この検査のときに使われる「C」に似たマークはランドルト環といいます。ランドルトというのは、この「C」の形を考案したフランス人の名前です。ランドルト環は、幅が円の外径の5分の1で切れ目の隙間も外形の5分の1の形をしています。 1.0に相当する指標では、直径が 7.5mm、切れ目の幅が1.5mmの環となっています。視力検査の行われる距離5mに対して、1.5mmの幅がつくる角度(視角といいます)がちょうど1分、つまり60分の1度となっています。(実際は sin(1/60)×5000≒1.45 と1.5mmより少し短めです。) この1分(60分の1度)離れた2点を弁別できる能力を1.0と定めてあるのです。0.1の指標はこの10倍の直径7.5cmの環であり、2.0の指標はこの2分の1の直径3.75mmの環です。 眼球のレンズとしての焦点距離は16mmくらいですから、網膜上で1分の角度は約4.65μmとなります。これは、視細胞(網膜上で光を感じる細胞) の大きさとほぼ同じです。ですから1.0という視力は、一つの視細胞が刺激され、その隣は刺激されず、もう一つ隣は刺激されるような状況を判別できるか測っていることになります。 |
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